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mTORのまとめ

今年のラスカー賞は、mTOR を見出したバーゼル大学のMichael N. Hall 先生に贈られます。

mTORのまとめ
ラパマイシンは、1970年代初期にイースター島(現地名 Rapa Nui) の土壌の細菌より見出された。この薬剤は哺乳類のがん細胞、免疫細胞の増殖を抑制する。

ラパマイシン (sirolimus)とFK506 (tacrolimus) は、ともにFK506-binding protein (FKBP12) に対するbinding site をもつ。ラパマイシンによるT細胞活性化の抑制は、FKBP12への結合に依存していた。

Hall らは、出芽酵母のラパマイシン耐性株 (rapamycin-resistant mutants) からmTOR1、mTOR2を見出した。このミュータントは、mTOR FKBP12-rapamycin binding 部位の single codon の変異を有していた。
さらに Hall らは、mTOR がタンパク質合成を制御することにより細胞の生長に関与するエビデンスを示している。

Manning BD. Game of TOR - The Target of Rapamycin Rules Four Kingdoms. N Engl J Med. 2017 Sep 28;377(13):1297-9

Blenis J. TOR, the Gateway to Cellular Metabolism, Cell Growth, and Disease. Cell. 2017 Sep 21;171(1):10-13

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N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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