FC2ブログ

腸管の糖新生

腸管では主にグルタミンを基質として糖新生が行われている。
Glutamate-pyruvate transaminase (別名 alanine transaminase)
グルタミン+ピルビン酸→ α-ケトグルタル酸 +アラニン
グルタミンの3つの炭素がα-ケトグルタル酸 に変換される。

門脈のグルコース上昇シグナルは、内臓神経を介してparabrachial nucleus に到達する。その結果、中枢神経を介して、摂食の抑制、脂肪蓄積の抑制、肝臓および全身性のインスリン抵抗性改善効果が認められる。
短鎖脂肪酸のうち、butyrate とpropionate は、cAMP上昇により腸管糖新生に関わる遺伝子発現を増加させる。propionate とsuccinate は糖新生の基質となる。
タンパク質と水溶性食物線維は腸管糖新生を刺激する。

Soty M at al. Gut-Brain Glucose Signaling in Energy Homeostasis. Cell Metab. 2017 Jun 6;25(6):1231-1242.

腸内細菌が産生する短鎖脂肪酸は、腸管の糖新生を誘導し、肝糖産生を低下させる。

メトフォルミンと腸内細菌

プロフィール

N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

最新記事
カテゴリ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
108位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
自然科学
13位
アクセスランキングを見る>>
検索フォーム