CGMとインスリンポンプの一体化 MiniMed Paradigm REAL-Time system

NEJM誌7月22日号に掲載された、持続血糖モニター (CGM)とインスリンポンプ併用スタディ(STAR3)を読んで、CGMとインスリンポンプが一体化した機器が既に発売されていた事を知りました。2台の機器をつける必要がなくなりCGM、インスリンポンプ療法を身近にできる画期的な進歩だと思います。

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肥満治療薬のまとめ2 (リラグルチド)

肥満治療薬としてもリラグルチドのスタディのまとめです。リラグルチドは3 mg まで、20週のトライアルが行われていて、dose-dependent に体重を減らし、prediabetes state も改善させていた。
食事療法と運動療法(physical activity)をあげることも行われていて、プラセボ、Orilstat でも5%以上体重を減らしている人もいるが、prediabetes state は改善していなかった。

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肥満治療薬のまとめ

GLP-1作動薬は減量薬としても期待されていて、去年、Lancet誌にも論文がでていました。
NEJMに肥満治療薬 Lorcaserinの論文がでていて、他の減量薬の現況、GLP-1との違いを調べてみました。

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空腹時血糖値70-100 mg/dl は心血管病リスクと関係しない。

Lancet 6月26日号では、空腹時血糖値と血管病 (vascular disease )リスクとの関係を報告している。

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ACCORD 研究での微小血管合併症

ACCORD研究の立体眼底写真を用いた網膜症の解析は、ACCORD eye trial としてNEJMへ、微小血管合併症全体のまとめは、Lancet に掲載された。

まとめ
10251人を強化療法群 5128人、標準療法群 5123人に振り分け。
First Composite outcome; 透析、腎移植、クレアチニン上昇(>3.3 mg/dl=297.7 mmol/L)
光凝固、硝子体手術
Second Composite outcome; 末梢神経障害+ First Composite outcome
強化療法はall-cause mortality が上昇し。3.7年経過した2008年2月に中止。標準療法に切り替えて2009年6月に5年のフォローアップを終了。強化療法群では、all-cause mortality は22% 増加、低血糖は強化療法で3倍。しかし、非致死性心筋梗塞は、24%減少させている (p=0.004)。
 
Composite outcome は両群で有意差ないが、強化療法で、微量アルブミン尿への進行は21%減少、顕性アルブミン尿 (Macroalbuminuria) は強化療法群で29%減少。網膜症の進行予防効果は、ACOORD Eye trial で報告されている。神経障害のうち、loss of sensation to light touch はハザード比0.88 p=0.0451 で有意差あり。
UKPDSでは、強化療法群が、ACCORDで用いられたcomposite outcome を減少させている。
UKPDSとの違いは、UKPDSのコホートはACCORDより若く、糖尿病診断時からスタディを行っていて、ACCORD よりA1cが高いが 11年に渡り強化療法行っているという点。
 
感想
"An HbA1c target of 6.0% or less with present strategies were imprudent."  
低血糖が多かったACCORD のstrategyでは、6%以下というターゲットは無謀であった。と素直に認められていたのが、新鮮な感じ。
血糖コントロールのbenefit は示されているので、低血糖が少なく、良好な血糖コントロールをもたらす薬剤の組み合わせで、アルゴリズムを作る事が必要と感じた。

Effect of intensive treatment of hyperglycaemia on microvascular outcomes in type 2 diabetes: an analysis of the ACCORD randomised trial Lancet, Early Online Publication, 29 June 2010

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プロフィール

N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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