コレステロール引き抜き能 (cholesterol efflux) と動脈硬化

High density lipoprotein (HDL) のコレステロール引き抜き能は頸動脈肥厚と逆相関するという結果です。
ヒトのfibroblast をつかった場合では頸動脈肥厚との相関は示せていなかったが、今回はマウスのマクロファージのcell line をつかって、綺麗に相関を示していた。スタチンはcholesterol efflux に影響しないが、ピオグリタゾンは改善させるということでした。

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糖尿病性網膜症と抗VEGF抗体療法

糖尿病眼合併症学会続きです。女子医大眼科掘先生の御講演で、眼科内注射の位置づけが分かり、勉強になりました。
抗VEGF抗体療法が、眼に優しい治療として紹介されていました。抗VEGF療法が注目された論文は2004年のものなのでまだ治療の歴史としては浅い。

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自己免疫性糖尿病とインスリン抗体 (IAA)、ZnT8抗体

10月に長崎大学川崎先生講演会で紹介された論文。この時ZnT8抗体についても詳しく紹介された。日本人で、インスリン抗体(IAA)IA2抗体、ZnT8抗体とGAD抗体とのオーバラップの割合についての論文です。

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チアゾリジン誘導体とCDK5

チアゾリジン誘導体は、PPARγのligandであり、PPARγの転写活性を上げ、小型の脂肪細胞を増やしインスリン感受性を上げることで血糖値を下げると考えられてきたと思います。
Nature2010年7月22日号では、ロシグリタゾンが、cyclin-dependent kinase 5 (CDK5) によるPPARγのリン酸化を阻害し、その結果インスリン感受性をあげているという論文を掲載、NEJM12月30日号でレビューされています。

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GLP-1の細胞内シグナリング(1)

地方会でGLP-1作動薬の報告をするので、GLP-1について勉強中。GLP-1の細胞内シグナリングについて、まとめてみました。Holst の総説では、PKA、cAMP-GEFIIを介して、インスリンのexocytosis に関連するタンパクをリン酸化し、exocytosis を促進するのが主要な作用。

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N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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