HbA1Cの国際標準化―特定健診はJDS値のみを用いる

4月1日から、内科診療では、HbA1C(NGSP)を、特定検診、保険指導では、HbA1CJDS)を使うことになりました。

糖尿病学会ホームページより
特定健診・保健指導
「平成24 年4 月1 日~平成25 年3 月31 日の期間は,受診者への結果通知及び保険者への結果報告のいずれも従来通りJDS 値のみを用いる.平成25 年4 月1 日以降の取り扱いについては,関係者間で協議し検討する。」

特定検診を、市などから委託されている医療機関では、診療はNGSP値、特定健診の結果はJDS値で記載し説明していくことになります。結局、両者を併記した、わかりやすい検査結果表が必要です。
特定健診の来年度分が始まるのは6月以降かと思われるので、それまでにスタッフの間に周知してかないといけないです。

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インスリン抗体と低血糖

インスリン抗体の講演を聞いてきました。インスリン抗体が低血糖の原因となるのはかなりまれな病態で、あまり成書に載っていないのでまとめました。

まとめ
低親和性・高結合能の自己抗体と、高親和性・低結合能の自己抗体の2種類があり、前者が低血糖発作に関連する。後者では、インスリン必要量が増加する。
親和性、結合能の評価は、抗体とヒトインスリンとのScatchard 解析を用いる。

インスリン注射歴のある人に見られるインスリン抗体は、親和性が高く、結合能が低い。
そのため低血糖になりにくいとされるが、インスリン抗体症候群と類似の、低親和性で高結合能の抗体が認められ、低血糖の原因となことがある。1)

1. インスリン治療離脱
αGI、分食、
夜間の低血糖に対して、眠前にグルセルナ(グルセルナは、glycemic index が低い。)

2.インスリンアナログの変更

3.インスリン抗体量を減らす
ステロイド治療、血漿交換

インスリン抗体のレビュー部分を参考にしました。
1. 超速効型インスリン使用後にインスリン抗体を産生し血糖変動がはげしくなった2型糖尿病の1例
田中 秀樹1), 内潟 安子2), 藤岡 三鈴1), 橋本 紀子1), 小池 雄太1), 伊藤 俊1), 鈴木 奈津子1), 大森 安恵1) 糖尿病 Vol. 52 (2009) , No. 7 pp.561-567

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PCSKのモノクローナル抗体とLDLコレステロール

スタチンとは、異なるクラスの高コレステロール血症治療薬の臨床試験が始まりました。
LDL受容体のdegradationを抑制して、血液中のコレステロールを低下させている。 

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ピロリ菌感染BMIを増やし、耐糖能異常と関連。

糖尿病のHistory のない人で、 ピロリ菌感染は、  HbA1Cと正の相関、高いBMIとも関連している。ピロリ菌感染が、BMIをあげることにより、impaired glucose toleranceをおこしてくるという考察です。

Association Between Gastric Helicobacter pylori Colonization and Glycated Hemoglobin Levels 
J Infect Dis. (2012) doi: 10.1093/infdis/jis106 First published online: March 13, 2012
http://jid.oxfordjournals.org/content/early/2012/03/12/infdis.jis106.abstract



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ニュージーランドにおけるdabigatran の出血イベント、特に高齢者に多い

ニュージーランドでもdabigatran が発売となり、高齢者に出血イベントが多いという報告でした。

まとめ
ニュージーランドでは7月1日にdabigatranが発売となり、最初の2ヶ月で、7000人がdabigatranを開始した。出血のエピソード78、major bleeding 12が明らかになっている。

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プロフィール

N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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