ビスフォスファネートはいつまで服用するべきか。

NEJM誌に載った、ビスフォスファネートの総説です。ビスフォスファネートは3-5年服用後、プラセボに変更しても効果は続くというデーターがあり、いつまで飲み続けるかという問題を提起しています。1)2)

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2型糖尿病の第1相インスリン分泌には内因性インクレチンの役割は大きい。

ADAのメルマガ(DiabetesPro SmartBrief)で来た論文、血糖クランプと十二指腸へmeal 注入をしてインクレチン効果を定量していた。2型糖尿病で、インスリン分泌の第1相のインクレチン効果が大きいことを示していた。

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スタチンと易疲労感

スタチンを処方すると特に女性から「この薬飲むと調子悪い。」と言われることが多く、筋肉痛や横紋筋融解症への懸念があるからかと感じていた。
今回、プラセボと、スタチン2剤で、疲れやすさを10段階評価とすると、スタチンではプラセボに比べ疲れやすさが強いという結果となった。メカニズムは不明。

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境界型から正常型にもどれば糖尿病発症リスクは低下(DPPOS)

DPPOSはDPP(Diabetes prevention study)のフォローアップスタディ。
糖負荷試験の正常型、境界型対象に、プラセボ、ライフスタイル介入、メトフォルミンで比較し、2001年終了。Bridge period を経て、DPPOS study ではすべての人にライフスタイルカリキュラムを実施。
 
DPPの期間中、1度でも糖負荷試験で、正常型を示した人(894人)と、一貫してprediabetes(=境界型) だった人(1096人)を比べると、糖尿病の発症は、ハザード比0.44であり、relative risk が53%低くなる。

OGTTで正常型になった回数が多いほど、糖尿病に発症が少ない。
糖負荷試験正常型の人が、糖尿病を発症するリスクは、DPP中の治療法 (プラセボ、ライフスタイル介入、メトフオルミン) の間で差はない。
一時期でも、normal glucose regulationに戻すことが重要であって、方法はあまり重要でない。
"The strategy is unimportant as long as intervention is early (when someone has prediabetes) and can restore normal glucose regulation, even if transient."  
 
境界型から糖負荷試験正常型にもどれば、糖尿病への移行リスクが低い。
この知見は糖尿病の進展リスクを階層化することに役立つ。
 
1. Effect of regression from prediabetes to normal glucose regulation on long-term reduction in diabetes risk: results from the Diabetes Prevention Program Outcomes Study
 
 2. Is regression to normoglycaemia clinically important? The Lancet, Early Online Publication, 9 June 2012
 
3. DPP study 
Reduction in the Incidence of Type 2 Diabetes with Lifestyle Intervention or Metformin N Engl J Med 2002; 346:393-403February 7, 2002

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糖尿病の冠動脈野病変は小血管性、びまん性となる。

 糖尿病と循環器関連の講演会にいってきました。CABGとPCIの比較試験の論文を最近よく見かけます。糖尿病があると、CABGの適応となることが多く、糖尿病でない人のデーターとは別に考えないと行けないことを再認識しました。

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プロフィール

N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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