ノロウイルス感染症

ノロウイルス感染症のレビューです。免疫力の低下した患者では、ウイルスの変異株が多種類存在し、ウイルスの排出が遅れるため感染が遷延しやすい (NEJM 11月29日号)。

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スタチン服用と運動耐容量 exercise capacity は、独立して死亡率を低下させる。

スタチン服用と、トレッドミルで測定した運動耐容量 exercise capacity はそれぞれ独立して死亡率を低下させる。運動耐容量が多いほど死亡率の低下が大きい。(Lancet online first)
 
運動の習慣のフォローアップのデータはないですが、運動の習慣があれば耐容量は維持され、増えることもあるはずなので、運動療法の根拠となると思います。

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GIPによるインスリン分泌増強の代償

グルカゴン、GLP-1が発現しないプログルカゴン遺伝子欠損マウスでは、膵β細胞にGIPが発現するようになり、インスリン分泌はOGTT、IPGTTともに良いという結果です。(Diabetes online first)

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HDLはNitric oxide を産生させ抗動脈硬化作用を示す。(Cardiovascular academia 1)

糖尿病と循環器合同の講演会があり、循環器科の講演は普段聞く機会が少なく非常に勉強になりました。
High-density lipoprotein (HDL) が、末梢コレステロール輸送だけでなく、NOを産生に働くなど、多彩な抗動脈硬化作用を示すことが提示され、非常に面白い内容でした。
 
まとめ
HDLは、ナノサイズで、リポプロテインの中で一番小さい。粒子の中にエストロゲン、S1Pなどの生理活性物質を含む。
 
<HDL の役割>
抗酸化作用
生理活性物質の運搬(Estrogen、S1P)S1Pは eNOSの活性化する
抗凝固作用
炎症の抑制
 
CETP阻害薬は、HDL内のコレステロールを増やすはずだが、粒子の数を増加させるかは不明。
CETP阻害薬でHDLコレステロールが上昇しても心血管イベント抑制に繋がらないのではないかという懸念もある。
 
冠動脈疾患のある患者では、HDLによるNO産生機能が低下している報告もある 2)。
 
1. High-density lipoprotein binding to scavenger receptor-BI activates endothelial nitric oxide synthase.Nat Med. 2001 Jul;7(7):853-7.
HDLが、eNOSを活性化することをはじめて示した。

1を引いていた最近の総説。HDLのNO産生作用、抗凝固作用、抗炎症作用について書かれている。


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DPP4阻害薬リナグリプチンの神経保護作用

DPP4阻害薬リナグリプチンが糖尿病マウスで実験的に誘発した脳梗塞時に、神経保護作用を示すという論文です(Diabetes online first)。
 
糖尿病マウスで、リナグリプチン投与は、梗塞の大きさは抑制傾向があるものの、vehicleと有意差なし。皮質の生存ニューロンがリナグリプチン投与で30%程度多い。
 
正常血糖マウスでは、リナグリプチン投与は、梗塞の大きさを低下させる。
いつも忘れがちですが、GLP-1だけでなくDPP4が作用する、PACAP、GIP、SDF1αも神経保護作用を示す報告があるそうです。

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プロフィール

N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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