エンテロウイルスはβ細胞特異的に持続感染するがβ cell destruction は起こさない。

地方会の単位更新指定講演で、1型糖尿病の成因と治療の講演を聞いてきました。
コクサクキB4エンテロウイルスはβ細胞特異的に感染、ウイルス粒子が認められた膵島でinsulitis は認める。しかし膵島内にみとめられるNK細胞はautoimmunity がなく膵島を破壊しない(insulin content、膵島内のβ細胞数は保たれる)。各刺激で、β細胞のインスリン分泌は低下している。
エンテロウイルスは持続感染し、ウイルス感染によりapoptosis が起こるのでなく、β細胞の機能障害が主体となっている。
講演では、エンテロウイルスの持続感染後に、自己抗体の上昇(最初はインスリン抗体(IAA) )がおこるという説明でした。

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開発中の人工膵島 Artificial Pancreas

2006年からアメリカで開発中の人工膵島の動画です。(英語、音声入り)
スマートフォンサイズの人工膵島が、持続血糖モニターとインスリンポンプを制御している。

インスリンの量を決めるアルゴリズムの開発もすすんでいるし、持続血糖モニターの血糖値がリアルタイムに見ることができるのは便利で安心だと思います。




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Obesity paradox とは

ACCOMPLISH 試験のベナゼプリル+利尿剤群で、肥満者の方がプライマリーアウトカムがよいというObesity paradoxが認められるので、調べてみました。

まとめ
心不全や、冠動脈インターベンションを受ける患者ではBMIが増えるほど有病率、死亡率が低下し、Obesity Paradox と呼ばれている。高血圧を伴う冠動脈疾患でのスタディでも、正常体重に比べ肥満者は心血管イベントが少ない。

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ACCOMPLISH BMI別解析結果、利尿剤はBMI 正常でアムロジピンに比べ効果が少ない。

ACCOMPLISH 試験で、BMI別の解析結果です。ベナゼプリルにアムロジピン上乗せでは体重別のイベントは変わらない。サイアザイドは正常体重でのイベントが多くなっている。イギリスのガイドラインでは利尿剤がすでにthird line に下がっており、editorial では肥満者もアムロジピン主体の治療をすべきとしています。

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FREEDOM Trial 糖尿病患者でCABGとPCIの比較試験

FREEDOM Trialでは、Drug-eluding stent を使っても、糖尿病では、CABGがPCIより優れるという結果です。

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プロフィール

N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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