涙で血糖値をモニターする。 ABC NEWS と Joslin Diabetes Blog の解説記事

血糖値をモニターするコンタクトレンズの解説記事です。このコンタクトの注意点 (limitation) として、血糖の変化は、5分から15分遅れて体液のグルコース濃度に反映されること、キャリブレーションは必須であることがあげられている。
 
まとめ
血糖値と涙のグルコース濃度とは統計的に有意な相関が認められている。1)
 
このコンタクトレンズの注意点
①血糖値と涙のグルコース濃度のタイムラグ
持続血糖モニター(CGM) の結果から、体液のグルコース濃度は、血糖より5から15分遅れる。すなわち、CGMは、血糖のspikeやdropを約15分遅れて見ている。涙のグルコース濃度も、同様に血糖値に対してタイムラグがある。個々の人のタイムラグを反映した微細なアルゴリズムがないので、頻回の血統測定を行って、キャリブレーションを行うことが必要。
 
②1型糖尿病では、夜間に低血糖がおこる。就寝中、コンタクトレンズは使用できず、持続血糖モニターが望ましい。2)
 
1. Google Contact Lens To Monitor Diabetes Holds Promise, Say Doctors (ABC NEWS) 

2. Google X Announces Glucose Monitoring Contact Lens (Joslin Diabetes Blog)


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涙で血糖値をモニターするグーグルのプロジェクト

グーグルニュースなどで既報の、コンタクトレンズに埋め込まれたセンサーで血糖値をモニターするというプロジェクトですが、これを発表したブログは糖尿病についてよく書かれていて、グーグルの意気込みが感じられたので訳してみました。
開発者のプレゼンテーションの動画では、コンタクトの LEDが光っている画像が出てきます。

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スルフォニルウレア剤とcAMPは、 Epac2 に結合し活性化する。

まとめ
スルフォニルウレア剤とcAMPは、それぞれ Epac2 の cyclic nucleotide–binding domain (cNBD)-AとcNBD-Bに結合する。スルフォニルウレア剤と Epac2 の結合では、cAMP濃度と薬剤の構造が重要となる。

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GLP-1作動薬は、正常血糖のマウスで、膵β細胞量を減少させる。

GLP-1作動薬は、正常血糖のマウスで、インスリン感受性とインスリン分泌を増加させ、膵β細胞量は減少させる。
膵重量が増加し、腺房細胞が増加する。炎症性マーカーは正常範囲内。
 

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インクレチン関連薬の多面的作用

2013年最後の講演会では、インクレチン関連薬の、神経保護作用、糖尿病合併症抑制の報告を聞いてきました。清野裕先生の講演をAbstract にあたってまとめてみました。大変、勉強になる講演でした。

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プロフィール

N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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