慢性腎不全と高リン血症

高リン血症は慢性腎不全の二次性副甲状腺機能亢進症の原因となる。レビューを読んで勉強してみました。

まとめ

リンの80%は,歯と骨にstore されている。

血中リン濃度 6.5 mg/dl を越えると、2.5-6.5 mg /dl に比べ死亡率は27%上昇

11 mg mg/dl を越えると4-5 mg /dl に比べ死亡率は2.5倍になる。死亡率上昇の原因としては血管の石灰化。

 

高リン血症の治療として、新しくセベラマー (anion-exchange resin)、炭酸ランタン水和物が登場していた。セベラマーやランタン水和物がカル シウムベースの治療より死亡率の改善の点で明らかに優れているというしっかりしたエビデンスはなく、コスト面からもカルシウムベース治療がファーストライ ンであるようです。

2009kidney internationalで は石灰化が強い症例ではセベラマー、炭酸ランタン水和物へ変更を推奨していました。


マグネシウムベースの治療は高マグネシウム血症による呼吸停止が報告され、現在はファーストラインではない。

 

Oral Phosphate Binders in Patients with Kidney Failure N Engl J Med 2010;362:1312-24.


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N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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