健常者の空腹時血糖値はIGRP遺伝子のSNPsに関連する。

先週の講演会で知った論文。正常血糖値とは何かという話の中で紹介された。生理的な空腹時血糖値も遺伝的要素が関与している。

まとめ

正常耐糖能の654人で、392935SNPsを検討した

G6PC2 (IGRPとも呼ばれるSNPsが、正常耐糖能の人の空腹時血糖値(FPG)modulate している。IGRPイントロン3SNPs rs560887A allele FPGが低く、HbA1Cも低くなる。

フランス、フィンランド人では、2型糖尿病の発症リスクとは関係なく、BMIIRIにも関係しない。

 

IGRPは膵β細胞や膵β細胞株MIN6に発現。

IGRPGlucose-6-phosphatase の脱リン酸化(dephosphorylation) に働くのでグルコキナーゼのantagonistと考えられる。

IGRPは、膵β細胞のグルコースセンサーであるGKmodulate することでFPG を制御している。

A polymorphism within the G6PC2 gene is associated with fasting plasma glucose levels.

Science 2008; 320: 1085 - 1088


IGRP, islet-specific glucose-6-phosphatase-related protein

G6PC2, glucose-6-phosphatase catalytic unit 2

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N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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