ApoA5 SNPs とVLDL

ApoA5 SNPS -1131T>C  では、TGが上昇し、冠動脈疾患のリスクも上昇することが示された。


Lancet5
8日号の報告では、38万人を解析した結果、APOA5 遺伝子のpromoter polymorphism -1131T>C allele frequency 8%C allele が存在するとTGが上昇、HDLコレステロール↓、ApoAI ↓、ApoB↑(HDLApoAIApoB moderately)。

VLDLparticle concentration が 上昇、HDL particle size が低下する。

 

APOA5 遺伝子は、ヒトでは11q23APOA1/CIII/A4 /A5 gene clusterとなって存在。ノザンブロット法では、APOAVmRNAが 肝臓に発現している。
トランスジェニックマウスでは、血中のTGがコントロールに比べ1/3に低下する。Lancet誌によると、APOA5LPL(lipoprotein lipase) を 活性化することが報告されている。

 

感想

血中TG上 昇は、VLDLTG含有量が増えて、VLDLparticle concentration が 増える。

Lancetcomment では、「ApoBが上昇していること から、VLDLの数も増えていて、それがatherogenic である」としていました。VLDLLDLparticle number を測定するのは難しいようで、ApoBの 増減で代用している。

Small dense HDL は、機能が低下し(functionally impaired) で、proatherogenic であるとしており、初め て知って勉強になった。


 

1. Triglyceride-mediated pathways and coronary disease: collaborative analysis of 101 studies Lancet 2010; 375: 1634 – 1639


2. Mendelian randomisation, triglycerides, and CHD Lancet 2010; 375: 1584


3. An apolipoprotein influencing triglycerides in humans and mice revealed by comparative sequencing. Science. 2001 Oct 5;294(5540):169-73.



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N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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