膵島は血管、α細胞、β細胞の三層構造

組織像の写真で平面の膵島内の配置は良く目にしていて、典型的には、β細胞が中心にα細胞が辺縁にある構造です。
なかなか3次元構造をイメージしていくのは想像力が必要ですが、膵島の3次元構造の論文が、Diabetes 5月号にでていました。

膵β細胞がα細胞と血管に挟まれた三層構造(Trilaminar plate)となっています。
β細胞層には血管内皮細胞入り込んでいない。α細胞は直接血管とコンタクトあり。
α細胞の38%がβ細胞に包まれて存在していたということでした。


2次元構造を見ていたときは、周辺なるβ細胞だけがα細胞と情報交換しているイメージでしたが、これだけ接していると、血糖調節におけるα細胞の役割も大きいと感じます。

Fig.7. ヒト膵島内分泌細胞のモデル α細胞 (green), β細胞 (red), 血管(blue)

 医師ブログ20100529_2010may_Diabeetes

Unique arrangement of alpha- and beta-cells in human islets of Langerhans. Diabetes. 2010 May;59(5):1202-10. Epub 2010 Feb 25.



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N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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