Clopidogrel と Ticagretor (PLATO) STUDY

Clopidogrelの後継薬の開発も進んでいるようで、まずTicagrelorのPLATO study を読んでみました。

まとめ
Clopidogrel、TicagretorはともにP2Y12 (ADP 受容体)の阻害薬。

Clopidogrelは肝臓でCYP2C19により代謝をうけるプロドラッグで、作用発現までタイムラグがある。
Ticagretor は、P2Y12 の可逆的、直接阻害薬

acute coronary syndrome で入院した13408名を振り分け。Composite endpoint では、Ticagrelor が良好な結果。ハザード比0.84、心血管死、心筋梗塞死もTicagrelor の方が低い。出血の合併症は同等、
 
 Ticagrelor 180 mg  は服用30分で、Clopidogrel 600 mg 服用8時間後と同じ血小板機能抑制効果、また2-3日の休薬で効果が切れる。
 
Ticagrelor は、赤血球でのアデノシンのreuptake をブロックする。これは、徐脈や、息苦しさdyspnea の原因となるが、心血管系には良い効果で、血圧低下を介して冠動脈の血流改善、repurfusion injuryからの保護に役立つ。
 
感想
この論文を読む限り、TicagrelorはClopidogrelより心血管死、心筋梗塞死、イベント抑制に優れた良い薬だと思います。
 



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N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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