GLP-1経口投与でも食欲抑制作用あり。

ペプチドを経口投与可能にするsodium N-[8-(2-hydroxybenzoyl) amino] caprylate (SNAC) を使って、経口GLP-1製剤も開発中のようです。このシステムで、血液中のGLP-1濃度が上昇し、エネルギー摂取が抑制されたという結果が、10月のAm J Clin Nutrに掲載されています。

Abstractのまとめ(本文にはアクセスできず)
2.0 mg GLP-1、1.0 mg PYY3-36、2.0 mg GLP-1+1.0 mg PYY3-36、プラセボで検討。ペプチドは腸から吸収され、血液中のGLP-1、PYY3-36濃度が、通常食後の値より数倍 (several times) に上昇。GLP-1は総エネルギー摂取量(total energy intake)を減らし、グルコースホメオスタシスに影響した。
 
感想
Emisphere社がSNACを使ったシステムで、経口GLP-1製剤や、経口インスリン製剤を開発していた。GLP-1作動薬は注射薬であるデメリットがあるが、これについても今後解消されていく可能性があるのかもしれない。
 


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N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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