エゼチミブの paradoxical effect (ARBITRER 6-HALTS trial)


Extended-Release Niacin or Ezetimibe and Carotid Intima–Media Thickness
N Engl J Med 2009; 361.
http://content.nejm.org/cgi/conten/full/NEJMoa0907569?resourcetype=HWCIT


スタチンに、niacinかエゼチミブを加え、頸動脈肥厚を検討した。Niacin はスタチンと併用では、頸動脈肥厚を改善する。
エゼチミブは、LDLを低下させるが、LDLが下がれば下がるほど、頸動脈肥厚が認められた。

エゼチミブはスカベンジャーレセプターB1を阻害する。スカベンジャーレセプターB1はHDLレセプターに親和性があり、HDL結合  の50%に関与している。

エゼチミブが、スカベンジャーレセプターB1や他の重要なコレステロールトランスポートたんぱくを阻害するため、HDLが関係するコレステロールの逆転送を阻害するのかもしれない。

ナイアシンは、Apo AIを上げることでHDLを増加させる。
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糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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