Podocyte とアルブミン尿

NEJM11月18日号では、腎臓のインスリン抵抗性がアルブミン尿を生じさせるメカニズムを明らかにした論文をレビューしています。おおもとの論文はcell metabolismに掲載されていて、かなりストーリーが綺麗な論文だと思います。
まとめ
アルブミン尿は糖尿病腎症の初期症状でもあり、心血管イベントリスクでもある。
Podocyteは、足突起のactin cytoskeleton を制御することにより、蛋白尿を予防している。
 
Podocyteにinsulin 受容体を欠損させたマウスで、アルブミン尿を認め、糖尿病腎症の組織所見を示した。インスリンレセプター下流のPI3KとMAPKのシグナリングは細胞のactin skeleton をリモデリングする。インスリンシグナルがpodocyte の機能に重要である。
同じ著者の2005年の論文では、podocyteがインスリン刺激により、GLUT1、GLUT4を介してグルコースを取り込むこと、腎内皮細胞にはインスリン刺激によるグルコースの取り込みはないことが示されています。
本文にはアクセスできず、アブストラクトを読んだのみ。


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N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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