糖尿病合併妊娠と妊娠糖尿病の違い

3月4日金曜日に大森安恵先生のという御講演を聞いてきました。
「糖尿病合併妊娠と妊娠糖尿病の違い」とうタイトルです。
 新しい妊娠糖尿病の診断基準でhigh risk GDM という概念があり、これは日本独自のものだそうです。

「特にHbA1C6.1%以下で75gOGTT2時間値≧200mg/dLの場合は、明らかな糖尿病とは判定し難いので、High risk GDMとし、妊娠中は糖尿病に準じた管理を行い、出産後は糖尿病に移行する可能性が高いので厳重なフォローアップが必要である。」 
「妊娠糖尿病診断基準」変更について
http://www.dm-net.co.jp/jsdp/

感想
非妊娠時の糖尿病の診断だと、糖負荷2時間値血糖200 mg/dl があればA1Cの結果なしでも糖尿病の診断となる。
妊娠中の糖負荷試験2時間値が200 mg /dl を越えても、A1C (JDS) が6.1%以下だと
「GDM- 妊娠中におこる軽度な耐糖能異常」の程度がちょっと大きい程度とであって糖尿病とは診断しにくく、そういう例を考慮して、high risk GDM のカテゴリーを設けられたと思いました。

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N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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