APOLLO study(経口薬に追加したグラルギンとリスプロの比較)

APOLLO study は、グラルギンのリスプロに対する非劣性試験で 44週間行われた。
グラルギン205例、リスプロ210例
メトフォルミン (91%)、グリメピリド (76-78%)服用中、両者はスタディ中、同じ量を維持。
スクリーニング期間に他のSU剤はグリメピリドに等力価で変更。
糖尿病の罹病機関(duration)9年、BMI 29
グラルギンはFBS 99 mg/dl 以下を目指し、リスプロはFBS 99 mg/dl、食後血糖値 135 mg/dl 以下を目指す。
 
結果
A1C グラルギン8.7%から7.0%へ低下、リスプロ8.7%から6.9%へ低下。
A1C7%以下は、グラルギン106名(57%) リスプロ131名(69%)
体重増加は、グラルギン3.01kg、リスプロ3.54kg
治療の満足度の改善度は、グラルギンの方がリスプロよりはるかに高かった。
 
使用インスリン量
グラルギン 9.86単位で開始し、42.38単位で終了
リスプロ 12.3単位で開始し、45.03単位で終了 朝17.06、昼12.66、夕15.72単位
結論
経口剤にグラルギンあるいは、リスプロ3回注射は、A1C低下において同等。
グラルギン一回注射は、リスプロ3回注射に比べ、低血糖も少なく、注射回数、自己血糖測定回数も少なく、治療満足度も高い。
 
感想
SU剤+メトフォルミン+リスプロのみで、A1Cを下げようとすると一回の注射単位が増えてしまい、低血糖が多くなったようです。

Once-daily basal insulin glargine versus thrice-daily prandial insulin lispro in people with type 2 diabetes on oral hypoglycemic agents (APOLLO): an open randomized controlled trial
Lancet 2008; 371: 1073–84

テーマ : 勉強日記
ジャンル : 学問・文化・芸術

プロフィール

N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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