GLP-1 の心保護効果

GLP-1の心保護作用について、ヒトでの結果です。最近、PCI前後にエクゼナチドを静注すると、心筋梗塞サイズをコントロールに比べ減少させるというデータがでています。
まとめ
2004年の報告、AMIで、左室駆出率(LVEF) <40%の患者、 primary angioplasty 終了後、10人に72時間、GLP-1を持続静注 (1.5 pmol/kg per minute)、コントロール11人と比較。 GlP-1静注によりLVEF は有意に改善した(from 29±2% to 39±2%, P<0.01) 1)。
 
172人の患者、primary percutaneous coronary intervention (pPCI) の15分前から、終了後6時間にわたり、exenatideあるいは生理食塩水を静脈注射、acute phaseで予測される心筋梗塞のエリア(AAR)と、MRIで計測した最終的な梗塞サイズ(CMR)で計算されるsalvage indexはexenatide の方が有意に良好。左室機能、30-day clinical events に両者の差はない。2)
 
1. Effects of Glucagon-Like Peptide-1 in Patients With Acute Myocardial Infarction and Left Ventricular Dysfunction After Successful Reperfusion Circulation. 2004; 109: 962-965 
 
2. Exenatide reduces reperfusion injury in patients with ST-segment elevation myocardial infarction
Eur Heart J First published online: September 14, 2011
本文にはアクセスできず、abstractを読んだのみ。
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N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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