DIAD study, optimal medical treatment の有用性を示す。

DIAD study は循環器Drの講演会で知った論文です。糖尿病に合併する心血管病をどう予防するか、最近の知見を示している。DIAD studyでは、心血管イベントリクスが低い患者群であれば、無症状での心筋シンチ施行群と、非施行群で心筋梗塞の発症率は有意差なしという結果です。

DIAD study
2型糖尿病で冠動脈疾患の症状がない 1123 人をランダムに、心臓負荷検査(adenosine-stress radionucleotide myocardial perfusion imagine)でスクリーニングするか、スクリーニングを行わないかに振り分け、main outcome measure は、cardiac death あるいはnonfetal cardiac infarction。
 
4.8年フォローアップ、cumulative cardiac event rate は、2.9% で、0.6% per year であった。cardiac death あるいはnonfetal cardiac infarction について、両群に差はない。

ACCORD study のサブグループ解析で、心血管イベントの症状がない2型糖尿病の cardiac event rateは1.4% per year 、DIAD study のcardiac event rateは0.6% per year で、ACCRD studyのイベント歴なし群に比べ、低い。

DIAD studyでは、スタチン、ACE阻害薬、アスピリン、その他のevidence based medicine が、一般的な糖尿病患者より、積極的に取り入れられた。

感想
講演会では、「optimal medical treatment の有用性を示した」と解説されていた。
スタチン、ACE阻害薬はここ10年で積極的に使われるようになっている。内科治療の進歩を感じされられた論文です
 
1. Cardiac Outcomes After Screening for Asymptomatic Coronary Artery Disease in Patients With Type 2 Diabetes  The DIAD Study: A Randomized Controlled Trial JAMA. 2009;301(15):1547-1555.

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N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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