軽度妊娠糖尿病の治療は胎児の過成長、肩甲骨難産、帝王切開、高血圧のリスクを低下させた。

A Multicenter, Randomized Trial of Treatment for Mild Gestational Diabetes
N Engl J Med 2009; 361:1339-48.

妊娠
24週から31週の妊婦 958 (mild gestational diabetes)
空腹時血糖
95mg/dl未満
100gOGTT   1 hr 180 mg /dl, 2 hr 155 mg /dl, 3 hr 140 mg/dl を超える。
通常群 
473人- usual prenatal care
治療群 
485人 食事療法 (dietary intervention), 必要であればSMBG、インスリン治療

プライマリー周産期アウトカム
両群とも死産、胎児死亡なし
低血糖、高ビリルビン血症、臍帯血
Cペプチド、出産時外傷は有意差なし。

セカンダリーアウトカムで治療群が良好な成績。
胎児の過成長、肩甲骨難産、帝王切開、高血圧のリスクを低下させた。

Editorial では肥満妊婦について触れている。
肥満は、妊娠糖尿病より圧倒的に数が多い。

過体重児
(macrosomic neonate) は、妊娠糖尿病の母親より、肥満妊婦から生まれる数が多い。
糖尿病がなくても、過体重や肥満のある妊婦に過度の体重増加を抑えることは、
妊娠合併症
(adverse outcome) を減らす。

Gestational Diabetes — Whom Do We Treat?
N Engl J Med 2009; 361:1396-1398
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糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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