シタグリプチンとβ細胞-HOMA-βとプロインスリン比が改善

Effect of the Dipeptidyl Peptidase-4 Inhibitor Sitagliptin as Monotherapy on Glycemic Control in Patients With Type 2 Diabetes Diabetes Care December 2006; 29: 2632-2637
http://care.diabetesjournals.org/content/29/12/2632.abstract

リラグルチドの論文(LEAD-3)にひかれていたシタグリプチンの論文。741人をプラセボ、シタグリプチン100mg200mgに振り分け24週経過観察。

シタグリプチン100mg200mgではそれぞれ、A1C 0.79%0.94 % 低下。
FPG、ミールトレランステストの2時間値も低下。
A1CFPG2h-PGの低下で、シタグリプチン100mg200mgでの差は有意差なしで200mgの方がより効果があるという結果ではありません。ベースラインのA1C9%以上であれば1.5%低下させる。

HOMA-βを増やし、プロンスリンインスリン比を減らしたので、β細胞機能を改善させたということになっています。
2型糖尿病でβ細胞機能が低下すると、プロインスリンを多く分泌するようになる。プロンスリンインスリン比はβ細胞機能の指標になる。ということで、Bergman の論文がひいてありました。The evolution of beta-cell dysfunction and insulin resistance in type 2 diabetes. Bergman RN, Finegood DT, Kahn SE Eur J Clin Invest. 2002; 32 Suppl 3:35-45 論文自体にはアクセスできず。

HOMA-IR などインスリン感受性の指標には影響なし。

消化器症状は、プラセボに比べ有意差なし。

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N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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