カーボカウンティングのまとめ (5) 脂質の多い食事

カーボカウンティングでは、carbohydrate でインスリン量を決める。
炭水化物が少なく脂質の多い食事では、後から血糖値が上昇してくることになります。
脂質分はどうするのかという疑問があります。

糖尿病学会で、小児科領域の文献として紹介されていたのは、タンパク質と脂肪のエネルギー量100kcalで炭水化物10gに相当するインスリン量が必要する方法でした。1)4)

Protein-Fat Unit (PFU) の計算 1PFU = (4 x タンパク質(g)+9 x 脂肪(g))/ 100
1PFU  3時間
2PFU 4時間
3PFU 5時間
3PFU (300 kcal相当) を超える場合は、8時間でインスリンを注入
 
炭水化物の割合が少なく、脂質の多い食事では、インスリンポンプを使っている場合、square bolus か、dual-wave bolus (nomal bolus + square wave) を使うというのはすでにコンセンサスとなっています。1-3)
 
1. Bolus Calculator with Nutrition Database Software, a New Concept of Prandial Insulin Programming for Pump Users Ewa Pańkowska, M.D., Ph.D. and Marlena Błazik, M.D. J Diabetes Sci Technol. 2010 May; 4(3): 571–576.
 
2. Optimizing postprandial glycemia in pediatric patients with type 1 diabetes using insulin pump therapy: impact of glycemic index and prandial bolus type. Diabetes Care. 2008 Aug;31(8):1491-5. 
 
3. Insulin-Pump Therapy for Type 1 Diabetes Mellitus John C. Pickup, B.M., D.Phil. N Engl J Med 2012; 366:1616-1624April 26, 2012

4.やっぱり焼肉は血糖が上がる!-1型糖尿病患者でのCGMによる検討 糖尿病 vol 55 suppl 1 S-218, 2012

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N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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