糖尿病の冠動脈野病変は小血管性、びまん性となる。

 糖尿病と循環器関連の講演会にいってきました。CABGとPCIの比較試験の論文を最近よく見かけます。糖尿病があると、CABGの適応となることが多く、糖尿病でない人のデーターとは別に考えないと行けないことを再認識しました。
まとめ
BERI研究により、糖尿病で、PCIより、CABGのほうが、生命予後がよいことが明らかとなり、ガイドラインにも明記されるようになった。1)
 
糖尿病では、冠動脈に小血管、びまん性の冠動脈病変を起こす。(枯れ枝状の冠動脈変化)
ステントの最小径は2.5mm で、それより狭い小血管でびまん性の狭窄にステント治療は行えず、CABGが選択される。
 
食後血糖が、冠動脈の小血管、びまん性変化の原因となる。2)
(PCI施行例で、75gOGTTを施行、耐糖能正常、IGT、糖尿病型に分類、average vessel diameter、average vessel length を比較した結果。)
 
1. Comparison of Coronary Bypass Surgery with Angioplasty in Patients with Multivessel Disease N Engl J Med 1996; 335:217-225
 
2. Quantitative Coronary Angiographic Studies of Patients With Angina Pectoris and Impaired Glucose Tolerance Diabetes Care September 2005 vol. 28 no. 9 2217-2222
http://care.diabetesjournals.org/content/28/9/2217.full?sid=0f92c562-dc9a-4858-8215-15e59777b386
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Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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