スタチンと易疲労感

スタチンを処方すると特に女性から「この薬飲むと調子悪い。」と言われることが多く、筋肉痛や横紋筋融解症への懸念があるからかと感じていた。
今回、プラセボと、スタチン2剤で、疲れやすさを10段階評価とすると、スタチンではプラセボに比べ疲れやすさが強いという結果となった。メカニズムは不明。

1016人、Simvastatin (20 mg), Pravastatin (40mg), Placebo に振り分け、6か月間観察
疲れやすさ (Energy and fatigue with exertion) を+-5段階(10段階)評価とした。
LDLコレステロールの低下は、シンバスタチン49 m/dl、プラバスタチンは、40 mg/dl 。
 
スコアリングデータは全体で プラセボ-0.06 、スタチン-0.02、p=0.05
女性ではプラセボ-0.08、スタチン-0.39、p=0.01     

スタチンを処方された女性は10人中4人が疲れやすさの悪化を感じ、10人中2人は、worse あるいはmuch worseと評価する。
 
1. Effects of Statins on Energy and Fatigue With Exertion: Results From a Randomized Controlled Trial
Arch Intern Med. 2012;():1-2. doi:10.1001/archinternmed.2012.2171
 

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N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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