メトフォルミンのまとめ3 メトフォルミンはAMPK、PKC、CBPを介してneurogenesis に働く。

メトフォルミンが、マウスや人の神経細胞でニューロンの新生 (genesis)を誘導するという結果です。
マウスの海馬へメトフォルミンを直接注入した実験でも、空間記憶機能がcontrolに比べ優れていた。

まとめ
ヒトの神経前駆細胞(human embryonic stem cell derived neural precursors)で 前脳(forebrain)を形成させ、メトフォルミンを添加した。メトフォルミンはニューロンの形成(genesis)を促進し、aPKC阻害薬添加でメトフォルミンによるニューロン形成は阻害される。

マウスの皮質前駆細胞培養、マウス臭球への注入でもメトフォルミンによるneurogenesis が示された。

マウスの海馬にメトフォルミンを注入した実験でも、neurogenesisが促進され、CBP欠損マウスでは、メトフォルミンの効果が示されない。

メトフォルミンを海馬に注入し、The Morris water maze experiments で空間記憶機能(Spatial memory function)を検討した。
メトフォルミン群で、新しいprobe を探す時間が長かったということで、コントロールに比べ空間記憶機能が優れるという判定。メトフォルミンによるneurogenesis を阻害するTMTとの併用では、メトフォルミンによる空間記憶機能改善は示されない。

メトフォルミンがAMPKを介して PKC-CBP Pathwayを活性化しneurogenesis を促進している。
 
2009年には、メトフオルミンが、AMPK、PKC、Transcriptional co-activator CBPを介して、糖新生に働く遺伝子の転写を抑制するという報告がある。2)
 

メトフオルミンは、AMPK、PKC、Transcriptional co-activator CBPを介して、糖新生に働く遺伝子の転写を抑制する。
最後にわかりやすい図があります。

関連記事

テーマ : 勉強日記
ジャンル : 学問・文化・芸術

プロフィール

N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

最新記事
カテゴリ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
97位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
自然科学
13位
アクセスランキングを見る>>
検索フォーム