アーモンドを加えた減量治療

肥満の減量治療に、アーモンドを追加すると6ヶ月の時点で体重減少はコントロールに比べ少ないものの、総コレステロール中性脂肪は低下したという結果です1)。
ナッツ類に含まれる植物ステロールはコレステロールの吸収を阻害する。血管内皮機能も改善させる 2)。

まとめ
61人の肥満治療研究、女性1200–1500 kcal/d 、男性1500–1800 kcal/d でアーモンド56g追加群と非追加群を比較した。18ヶ月まで、フォローアップ
 
6か月でアーモンド追加群、非追加群に比べ体重減少は少ないが、(-5.5 compared with -7.4 kg; P = 0.04)、総コレステロール、中性脂肪が減少した。
 
18か月では、体重、脂質プロファイルに差がなく、これについてはadherenceによるものと解説されている。
 
ナッツ類の消費量が多いと、BMI、コレステロール、中性脂肪が低く、心血管病(CHD)リスクが低いという報告がいくつかある。
ナッツ類 は不飽和脂肪酸、食物繊維、ミネラル、ビタミン(葉酸、ナイアシン、ビタミンE、ビタミンB6) 植物ステロールなどを含む。
 
植物ステロールはコレステロールの吸収を阻害する。
 
"Nuts are rich in plant sterols, natural compounds that might contribute to cholesterol lowering by interfering with cholesterol absorption,44 and this effect would be blunted when cholesterol absorption rates are low.2)"
 
CHDリスクを下げるのは、コレステロール低下作用のみではない。
内皮機能の改善、酸化ストレスを低下させる、LP(a)低下作用、
2型糖尿病リスクを下げる、ナッツ類を頻回に食べても体重を増やさないという報告がある。2)
 
感想
数か月前に、アーモンドダイエットの放送があったようです。私はこれを読むまでよく知らなかったのですが、ある程度エビデンスのある話です。
ピーナッツとかアーモンドは食べていいかと聞かれたときに、今まではほどほどにみたいに言っていましたけど、基本的には体にいいのでどうぞと言おうと思います。塩分に中止してですが。
 



関連記事

テーマ : 勉強日記
ジャンル : 学問・文化・芸術

プロフィール

N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

最新記事
カテゴリ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
57位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
自然科学
10位
アクセスランキングを見る>>
検索フォーム