FREEDOM Trial 糖尿病患者でCABGとPCIの比較試験

FREEDOM Trialでは、Drug-eluding stent を使っても、糖尿病では、CABGがPCIより優れるという結果です。

FREEDOM Trialは、冠動脈の多血管病変がある糖尿病患者1900人で、CABGとdrug-eluding stentを用いたPCIの比較試験、平均年齢63歳、83%が三枝病変をもつ。
 
5年後、死亡率、心筋梗塞、composite outcomeで、CABGの方が優れた結果となった。
CAVG vs. PCI
死亡率   10.9% vs. 16.3%
心筋梗塞   6.0% vs. 13.9%
Composite outcome 18.7% vs. 26.6%

CABGグループは、脳卒中が多い 5.2% vs. 2.4% 
大部分は、revascularization の30日以内に起こる。

editorial では、
"PCIは進歩しているので、長期試験結果から得られるエビデンスは無視されがち。"
"PCI は診断と同時に施行される。他の治療を説明し議論する時間がない。"
として、必ずしも多血管病変のある糖尿病患者でCABGが施行される訳ではないことも理解を示しています。
しかし、FREEDOM Trialでは、CABGの方が予後に優れることを示しており、血管造影検査の施行前に、十分な説明と議論があり、患者、家族、医療チームがinformed decision に達するべきということです。
 


 

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N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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