膵島のカプセル化

膵島移植時に自己免疫から守るため、移植膵島をカプセルに包む方法が開発中。
海藻に含まれるアルギン酸のゲルと膵島を混合して暖め、膵島の周りに皮膜を作る。

皮膜は膵島をT細胞から守るが、異物として免疫系に認識されることがある。その場合、カプセルの周りに瘢痕組織が形成され、酸素や栄養素が膵島に供給されなくなる。
免疫系から生体組織として認識されるカプセルの開発が必要とされている。JDRFは、生体膜の専門家であるDr. Langer に開発を依頼している。
 
また、MITの研究室では、カプセルを二重膜にして、第1層に膵島を含み、第2層からは、移植後7日間に抗炎症薬を徐放するようなシステムが開発されている。
1型糖尿病のモデルマウスでpositive な結果を得ている。次のステップでは、大動物でカプセルがより強固な免疫系に耐えられるか検討する。
 
元記事は
Encapsulating Islets: Big Hope in Small Packages

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N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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