スーマートフォンに搭載した人工膵臓の20例のスタディ

1型糖尿病で人工膵臓の20例のスタディ、今回は、スマートフォンに搭載したシステムが病院外でスムーズに作動できるかの検討で、使用中にシャットダウンすることなく、人工膵臓を使用する42時間中(open-loop およびclosed-loop)、97.7%の時間でシステムを稼働できた。軽量化やタッチパネルの使用は、人工膵臓を携帯して使用するための一歩となるという考察です。

20人の1型糖尿病、イタリア、フランス、アメリカの施設アメリカは完全な病院外で、 ホテル、ゲストハウスを使用、イタリア、フランスはホテルと病院の両方を使用する。
 
持続血糖モニタリング(CGM) /ポンプスステムは、Dexcom Seven Plus/Omnipodを用いる。
Diabetes Assistant (DiAs) は、スマートフォンに搭載された人工膵臓システム
iDexはInsulet 社が開発した、CGMとインスリンポンプの間で情報をつなぐデバイス
 
CGM → iDex ↔ DiAs ↔ iDex ↔ pump. 
DiAsは3GあるいはWiFi経由でremote monitoring されている。同時に5人までモニターできる
 
最初の14時間をopen-loop mode、次の28時間をclosed-loop mode で使用、エンドポイントは、入院から退院まで80%以上の時間でシステムを稼働させること。 97.7%の時間でシステムを稼働できた。
 
3例がインスリンポンプの閉塞で、皮下インスリン注射をうけた。血糖値とβ-hydroxybutyrate 値がやや上昇したが改善した。
 
タッチスクリーンインターフェイス、ワイヤレスを使うのはuser-friendlyであり、システム搭載をラップトップコンピュータからスマートフォンに変更し重量が減らすことができた。人工膵臓を携帯するための重要な一歩である。
 
2012年12月、Diabetes Care に公表されたパイロットスタディの続報。
 
1. Feasibility of Outpatient Fully Integrated Closed-Loop Control Diabetes Care July 2013 vol. 36 no. 7 1851-1858
 
2. Pilot studies of wearable outpatient artificial pancreas in type 1 diabetes. Diabetes Care 2012;35:e65–e67
 
 

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N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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