SGLT2阻害薬は、肝臓で糖産生を増加させる

SGLT2阻害薬 Dapagliflozin の2週間服用で、筋肉の glucose disposal rate は低下する。予想に反して、グルカゴンが増加し、肝糖産生は増加していた。


まとめ
18人の糖尿病患者をdapagloflogin12人、プラセボ6人 、2週間服用に振り分け、
3-3H-glucoseインフュージョンで内因性肝糖産生を、インスリンクランプで glucose disposal rate を評価した。併用薬は、メトフォルミンか、メトフォルミンとSU薬
 
正常血糖クランプでは、筋肉のグルコース取り込みが80%を超えるとされている。
Dapagliflozin 服用群で、Tissue glucose disposalは18%増加し、筋肉のインスリン抵抗性が改善した。
体重の変化は、Dapagliflogin -1.2kg、プラセボ -0.3kg 統計的有意差はないが、体重低下が、glucose disposal rate に影響している可能性もある。glucotoxic effect が改善したことも関係する。
 
空腹時血糖値が低下しているにもかかわらず、予想に反して、空腹時のグルカゴン濃度が増加し、内因性肝糖産生は増加していた。はかのSGLT2阻害薬のクリニカルトライアルで、空腹時血糖値が低下するが、グルカゴンが上昇すると報告あり。
 
感想
肝臓の糖産生増加はグルカゴン上昇のためで、グルカゴンを押さえるDPP4阻害薬とSGLT2阻害薬を併用は、付加的効果が望めそうという考察でした。グルカゴン上昇のメカニズムは不明。
 

 

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N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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