カプセルに入れたES細胞由来インスリン産生細胞で1型糖尿病を治療する。

アメリカのViaCyte社は、ES細胞から分化させたインスリン産生細胞による1型糖尿病の治験 phase1/2を開始する。順調にすすめば、8月か9月には第1例目の治療が始まる。
 
ES細胞から分化誘導したインスリン産生細胞 (VC-01) をカプセルにいれ移植する。
移植細胞とカプセルは、 Encaptra Drug Delivery System と名付けられ、ISO 13485:2003 を取得している。2)
 
感想
1型糖尿病の細胞治療で、エポックメーキングとなりうる治験の開始です。
・インスリ注射量を減量あるいは中止できるほどのインスリン分泌がえられ、維持できるのか
・グルコース量に応じたインスリン分泌が可能なのか
・ES細胞由来の細胞の腫瘍化リスクはどうか
という点に注目しています。得られた結果の蓄積は、今後の細胞治療システムに生かされると思います。
 
1. Diabetes stem cell therapy readied | UTSanDiego.com
 
2. ViaCyte Achieves Significant Milestone with ISO 13485:2003 Certification for its Encaptra Drug Delivery System - MarketWatch

アメリカのViaCyte社は、ES細胞から分化させたインスリン産生細胞による1型糖尿病の治験 phase1/2を開始する。順調にすすめば、8月か9月には第1例目の治療が始まる
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N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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