メトフォルミンが、mGPDを抑制し、糖新生低下させる。

メトフォルミンは、レドックスシャトルの酵素、mitochondrial glycerol-3-phosphate dehydrogenase (mGPD) を抑制、糖新生を低下させ血糖値を改善させると報告された。1)
 
Cell Metabolism では解説を掲載
① グリセロール3リン酸→DHAP→gluconeogenesis
② シャトルは、NADH→NADという反応を伴っており、mGPD 抑制により、NADHが蓄積、lactate dehydrogenase 上昇、ピルビン酸低下、乳酸上昇となり、ピルビン酸からの糖新生が抑制される。
 
この二つの経路で、メトフォルミンが糖新生抑制を介し、血糖値を下げるという考察でした。2) 
 
1. Madiraju AK et al. Nature. 2014 Jun 26;510(7506):542-6. Metformin suppresses gluconeogenesis by inhibiting mitochondrial glycerophosphate dehydrogenase.

2. Baur JA, Birnbaum MJ. Cell Metab. 2014 Aug 5;20(2):197-9. Control of gluconeogenesis by metformin: does redox trump energy charge?



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N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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