人工膵臓、ケンブリッジ大学の報告

アメリカではボストン大学が、イギリスではケンブリッチ大学が、人工膵臓の開発を行っている。BBCが、ボストン大学の人工膵臓開発を取材し、開発は最終段階に入っていると報道しています。
 
ケンブリッジ大学のグループによる、夜間の人工膵臓使用トライアル結果は、Lancet誌に報告されています。
 
以下はLancet誌の要約です。
1型糖尿病、25人、18歳以上、ポンプ使用歴3ヶ月以上で、4週間ずつの Overnight closed-loop system トライアル、0時から午前7時まで、血糖値が70から144 mg/dl に入る時間をコントロール期間と比較する。
ケンブリッジ大で開発されたアルゴリズムを用いる。
 
Overnight closed-loop systemの使用期間は、コントロール期間に比べ、target range に入る時間が13.5%長い。重症低血糖は、コントロールでゼロ、closed-loopで2例認められたが、アルゴリズムに由来するものではない。
 
1. Bionic pancreas: A new dawn for diabetics?
http://www.bbc.com/news/health-28810813
 
2. Thabit H. et al. Lancet Diabetes Endocrinol. 2014 Jun 13. Home use of closed-loop insulin delivery for overnight glucose control in adults with type 1 diabetes: a 4-week, multicentre, randomised crossover study.

 
 

関連記事
プロフィール

N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

最新記事
カテゴリ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
110位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
自然科学
14位
アクセスランキングを見る>>
検索フォーム