高感度CRPとLDLコレステロールの両方を低下させると、イベント抑制効果が大きい―JUPITER 試験 

Reduction in C-reactive protein and LDL cholesterol and cardiovascular event rates after initiation of rosuvastatin: a prospective study of the JUPITER trial. Lancet 2009; 373: 1175–82 (Lancet  4月4日号)


2008年のJUPITER trial.を達成されたLDL、hsCRPの値でイベントリスク減少を評価。LDL 69.5 mg/dlかつhsCRP 2 mg/dl 未満であればリスク減少65%、hsCRP 1 mg/dl未満なら79%リスク減少。

達成されたhsCRP は、脂質プロファイル(apoB/apoAI)とは独立したイベント予測因子であるということです。


簡約

15548人の健康な(脂質異常のない)男女にロスバスタチン20mgあるいはプラセボを投与。非致死性心筋梗塞、非致死性脳卒中、不安定狭心症あるいは再還流による入院、心血管死を評価。最大5年、中央値1.9年のフォローアップ。

LDLコレステロールが69.5mg/dl (1.8 mmlol/L) より低いと血管イベントは55% 低下

hsCRPが2 mg/dl より低いと62%低下

両者が達成されると65%リスク低下し、hsCRPが 1mg/dl 未満なら79%リスク低下。

LDLコレステロール69.5mg/dl、hsCRP 2 mg/dl の一方のみ達成、あるいは両方とも達成されないと、リスク減.少は33%

達成されたhsCRP は、脂質プロファイル(apoB/apoAI)とは独立したイベント予測因子


参考

Rosuvastatin to Prevent Vascular Events in Men and Women with Elevated C-Reactive Protein N Engl J Med 2008;359:2195-207.

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N. Ishizuka

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糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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