CRPと動脈硬化―人種間の違いもありそう。

Lancet19日号には、16万人のメタ解析で、CRPとすでにリスクファクターとして確立されている炎症反応(フィブリノーゲン、IL6)との相関 (linear association) 、冠動脈疾患、虚血性脳卒中、血管死、非血管死との相関が示された。上記の結果は主に白人であり、平均CRP濃度は黒人で26%低く、東アジア人では16%低いということ。

論文中に、久山町研究が引いてあり、その
CRP濃度は全研究の中で一番低い。他研究は、平均CRP濃度が1 mg/dl を越えてきているが、久山町研究では、男性0.5位、女性0.2位でした。
海外のCRPに関した研究データをそのまま日本人に当てはめることは難しいと感じた。

1) C-reactive protein concentration and risk of coronary heart disease, stroke, and mortality: an individual participant meta-analysis. Lancet 2010; 375: 132–40
2) C-reactive protein and cardiovascular risk: more fuel to the fire.  Lancet 2010; 375: 95–96
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N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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