メトフォルミンが、十二指腸のAMPKを抑制し肝糖産生を抑制する。

マウスの十二指腸へ注入されたメトフォルミンは、十二指腸のAMP-activated protein kinase (AMPK) を活性化し、肝糖放出を抑制する。

GLP-1受容体拮抗薬 Exemdin-9 、Protein kinase A (PKA) のchemical inhibitor Rp-cAMPs が、メトフォルミンの作用を打ち消すことから、AMPK、GLP-1受容体、PKAを介するシグナリング経路である。

延髄弧朿核および迷走神経抑制、肝臓の迷走神経切除でも、メトフォルミンの効果は認められなくなる。メトフォルミンの十二指腸投与により、腸管迷走神経求心路、延髄、迷走神経遠心路を介して、腸管、脳、肝臓のクロストークが起こっている。

Duca FA et al. Metformin activates a duodenal Ampk-dependent pathway to lower hepatic glucose production in rats. Nat Med. 2015 May;21(5):506-11. doi: 10.1038/nm.3787.


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N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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