VADT 10年後のフォローアップ、強化療法群で心血管イベントが17%減少するが、従来療法群と死亡率は変わらず。

VADT5.6年の期間で、強化療法と従来療法のA1Cの差は、1.5% (6.9% vs. 8.4%)
スタディ終了3年後には、0.2-0.3%まで縮小した。

約10年のフォローアップ後、強化療法群で、心血管イベントが17%減少した。
総死亡率は有意差なし。

VADTでLegacy effect が示されたとするのは正しくない。
・スタディ終了後の強化療法と従来療法群のA1Cの差はゼロではない
・Statistic power が充分でない。

フォローアップスタディで強化療法群の心血管イベント減少が示されたのは、ACCORD とUKPDSと同様の結果となっている。A1Cの差が1.5%と大きくついたことがその理由と考えられる。

これまでの報告で、A1C 1%低下させるごとに非致死性心筋梗塞発症が15%減少するとされている。

Hayward RA et al. Follow-up of glycemic control and cardiovascular outcomes in type 2 diabetes. N Engl J Med. 2015 Jun 4;372(23):2197-206.
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N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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