グルカゴンの生理学的作用

夜間絶食後に肝臓は、10 g/hr グルコースを産生し、6 g が脳で、4 gが他の臓器で消費される。
basal hepatic glucose production の75%をグルカゴンが制御している1)。

"In the fasting state after overnight fast the liver must replace approximately 10 g of glucose per hour - 6 g used by the brain and the 4 g used by other tissues - about half of extracellular glucose pool. Since 75 per cent of this basal hepatic glucose production is glucagon mediated, glucagon may well be essential of life.”

グルカゴンは、脂肪組織の脂肪酸を肝臓でケトン体に代謝し、additional fuel として供給する。 
ストレス、飢餓ではケトン体の利用が重要となる。 

肝臓 
グリコーゲン分解 Glycogenolysis 
糖新生 Gluconeogenesis 
ケトン合成 Ketogenesis 

脂肪組織 
脂肪分解 Lipolysis 

筋肉 
グリコーゲン分解 Glycogenolysis 

カテコラミンはストレスや運動の際にグルカゴン分泌を促進し、インスリンレベルを下げる。 
カテコラミンによりインスリンレベルは下がるが筋肉の糖取り込みは低下しない。 

1) Unger RH, Orci L. Glucagon and the A cell: physiology and pathophysiology (first two parts). N Engl J Med. 1981 Jun 18;304(25):1518-24.


2) Joslin’s diabetes mellitus, Lippincott Williams & Wilkins 

2017/8/5
プロフィール

N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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