メタボリックシンドローム基準の変更―腹囲は必須でない。

The metabolic syndrome Lancet 2010; 375: 181-183
http://www.thelancet.com/journals/lancet/issue/vol375no9710/PIIS0140-6736%2810%29X6109-8

International Diabetes Federation (IDF) American Heart Association/National Heart, Lung, and Blood Institute (AHA/NHLBI)の間で、メタボリックシンドロームの統一基準が提唱された(Circulation. 2009 Oct 20;120(16):1640-5)。IDFでは腹囲が必須であったが必須でなくなり、閾値も国別、地域別の値を使っていくようになるとのこと。
腹囲が必須でなくなると、糖尿病のほとんどが、メタボリックシンドロームに含まれることになると記載されています。
 
この論文の中で興味深かったのは、アメリカの若者(adolescents)で、血中ビタミンD欠乏と心血管イベントリスク、過体重、内蔵肥満との関連が明らかになっているということでした。血中ビタミンDとメタボリックシンドロームは逆相関(relative risk 3·88)。
 
3項目の以上でメタボリックシンドローム(治療中も含む)
1. Increased waist circumference
2. 高中性脂肪血症≥150 mg/dL
3. HDL血症 男性<40 mg/dL ; 女性 <50 mg/dL
4. 血圧上昇 収縮期≥130 and/or 拡張期≥85 mm Hg
5. Increased fasting glucose> 100 mg/dL
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糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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