エンパグリフロジンと心血管死の減少 EMPA-REG OUTCOME

エンパグリフロジン10mg、25mg、プラセボの比較 1:1:1で割り付け
7020人 3.1年の観察期間、治療期間は2.6年、最初の12週はバックグラウンドの治療を変えない

プラセボに比べ、エンパグリフロジンでは、心筋梗塞、脳卒中の発症率は変わらない。
心血管死、心不全による入院、全死亡が有意に少ない。
心血管死38%、心不全による入院35%、全死亡32%のリスク減少を示した。
狭心症による入院は差がない

心血管病の既往があり、脂質、高血圧治療を受けている患者で、38%も心血管死亡リスクか低下した理由は 多面的で (multidimensional)、
・arterial stiffness、心機能、交感神経非活性時における心酸素必要量の変化

・Cardiorenal effects (尿アルブミン減少、尿酸値減少)

・Established effects (高血糖、体重、内臓脂肪、血圧の改善)
が推測される。

Zinman B et al. Empagliflozin, Cardiovascular Outcomes, and Mortality in Type 2 Diabetes.
N Engl J Med. 2015 Sep 17. [Epub ahead of print]


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N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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