十二指腸のグルコース濃度がインクレチン作用の強度を規定する

 2型糖尿病男性11人、BMI-matched control10人 (食事療法かメトフォルミン)で小腸への比較

小腸へ 2kcal/min〜4kcal/min グルコース注入は、生理的胃排泄量の範囲内 であり、GLP-1、GIP分泌とインクレチン作用は、2kcal/min に比べ、4kcal/minの方が大きい。

グルカゴンは、BMI-matched control で4kcal/min グルコースにより一度抑制され、注入終了後より上昇する。
2型糖尿病では、4kcal/min グルコースによりグルカゴン抑制は認められない。

経口糖負荷試験のグルカゴン分泌はGLP-1、GIP、GLP-1の影響を受ける。
・GLP-1はグルカゴンを抑制、GIP、GLP-2はグルカゴン分泌を促進する。
・4kcal/min グルコース注入は、腸管由来グルカゴンを刺激するかもしれない。

Martha CS et al. Small intestinal glucose exposure determines the magnitude of the incretin effect in health and type 2 diabetes. Diabetes. 2014 Aug;63(8):2668-75. 

Lund A, Vilsbøll T, Bagger JI, Holst JJ, Knop FK. The separate and combined impact of the intestinal hormones, GIP, GLP-1, and GLP-2, on glucagon secretion in type 2 diabetes. Am J Physiol Endocrinol Metab. 2011 Jun;300(6):E1038-46. 

Horowitz M, Wu T, Deane AM, Jones KL, Rayner CK. DPP-4 Inhibition and the Known Unknown Diabetes. 2016 Aug;65(8):2124-6. 

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N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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