持続血糖モニター(CGM)の有用性

地方会では、持続血糖モニター(CGM)を使った演題がいくつかありました。1型糖尿病におけるCGMの有用性を示した論文を読んでみました。
Continuous Glucose Monitoring and Intensive Treatment of Type 1 Diabetes. N Engl J Med 2008;359:1464-76.

132人の1型糖尿病で、8-14歳、15-24歳、25歳以上の3群に分けCGMの有用性を検討。プライマリーアウトカムは26週後のHbA1C25歳以上では、HbA1C 0.53%低下、それ以外の年齢層では有用性は示せず。
もともと、頻回注射、インスリンポンプを使って糖尿病をよくmanage していた人が対象の研究。この技術を使うモチベーションの高い大人の1型糖尿病では糖尿病のマネージメントにいい効果をもたらす。」ということです。
8-14歳、15-24歳では、ドロップアウト以外に、センサーを使い続けられない人も7-8人認めています。

地方会の演題では、一度、
CGMをつけてみて、血糖変化がvisual に分かるので、CGMを外した後でも血糖コントロールにいい影響があるということでした。
 
CGMは、日本でも、メドトロニクス社製が認可されましたが、発売はまだのようです。値段は、かなり高額のようです。
非常に有名な「5号館のつぶやき」というサイトで、血糖値で色が変わるコンタクトレンズのニュースを知りました。
まだまだ実用化は先でしょうけど、わかりやすい方法で、期待したい技術です。

テーマ : 勉強日記
ジャンル : 学問・文化・芸術

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N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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