FDAは世界初、ハイブリッドの人工膵臓、MiniMed 670Gを認可した。

 MiniMed 670Gは、持続血糖モニターのデータを受け、5分ごとにインスリンの投与と減量を繰り返す。
ユーザーによるカーボカウンティングに対して、必要インスリンを計算できる。完全なクローズドループ ではなく hybrid である。
夜間はほぼ正常な血糖値となる。

14歳以上の患者で認可されたが、Medtronic 社は、適応拡大に向けて、7-13歳の患者のスタディも開始している。
人工膵臓は少なくとも他に5社が開発中となっている。

JAMA に掲載された MiniMed670G のスタディ結果
124人 、平均年齢37.4歳、 12389 patient daysの使用で、このシステムに関連した重症低血糖やケトアシドーシスは認められなかった。
ベースラインとスタディ終了時のデータ
A1C 7.4% (SD, 0.9) → 6.9% (SD, 0.6)
1日の平均インスリン投与量 47.5 U/day → 50.9 U/day
血糖値がtarget rangeに入る時間 66.7% → 72.2%

FDA Approves The First Automated Insulin System For Type 1 Diabetes (NPR)

FDA approves first automated insulin delivery device for type 1 diabetes (FDA)
'It works by measuring glucose levels every five minutes and automatically administering or withholding insulin.'

Safety of a Hybrid Closed-Loop Insulin Delivery System in Patients With Type 1 Diabetes (JDRF)

Safety of a Hybrid Closed-Loop Insulin Delivery System in Patients With Type 1 Diabetes (JAMA)


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N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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