1型糖尿病の細胞治療 Boston Autologous Islet Replacement Program (BAIRT)

1型糖尿病の細胞治療 Boston Autologous Islet Replacement Program (BAIRT)
幹細胞由来β細胞による1型糖尿病治療の今後の見通しについて、ハーバード大から記事がでています。
Douglas Melton教授は、バイオ関連企業 Semma Therapeutics (Semma)を設立し、ボストンの他の機関と連携して幹細胞由来β細胞の臨床応用に向けたクリニカルトライアルを来年にも始める見込みです。実際の細胞治療の初回は、3年から4年先となるようです。

ボストンでは複数の機関が共同で、1型糖尿病治療のため、Boston Autologous Islet Replacement Program (BAIRT) を開始する。プログラムのデザインはHSCI、BWH、JDCが行い、SemmaとDFCI が細胞を供与する。

最初のクリニカルトライアルはごく少人数で、難治性膵炎で膵摘出した患者など膵島自己免疫のない患者で行う予定。
まずDFCI、HDCI、Semmaが幹細胞から分化誘導するプロトコールを最適化する。BWH、JDCが候補となる患者を決定する。
次にDFCI の細胞作成施設が、患者から幹細胞を分化させ、Semmaのプロトコールに沿ってβ細胞を分化誘導する。
実際の初回細胞移植は3年から4年先になる見込みとなっている。

DFCIは血液幹細胞移植の実績があり、ボストンで唯一、Good Manufacturing Practice (GMP) cell production program を確立している。DFCIはこれまで、BWH および Boston Children’s Hospitalとパトナーシップを組み骨髄血液幹細胞移植をサポートしている。

Harvard Stem Cell Institute (HSCI)
Brigham and Women’s Hospital (BWH)
Joslin Diabetes Center (JDC)
Semma Therapeutics (Semma)
Dana-Farber Cancer Institute (DFCI)

First area cell transplantation center, Expansive effort by Harvard affiliates will seek a cure for diabetes

Bringing Beta Cells to Market

 
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N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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