1型糖尿病モデルマウスのDKAとnon-DKAで、レプチン leptinの作用機序は異なる。

1型糖尿病モデルマウスの糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)とnon-DKAで、レプチンの作用機序は異なっている。
DKAでのレプチン注入は、脂肪融解、肝糖産生亢進、肝臓でのケトン体合成を抑制しDKAを改善する。
これらの作用はコルチコステロン注入により阻害される。
レプチンは、コルチゾール抑制を介してDKAを改善する。

Non-DKAでは、摂餌量の低下、グルカゴン、コルチゾールの血中濃度抑制、筋肉と肝臓の脂肪含量減少により、血糖値を改善させる。

1型糖尿病患者にMetreleptinを投与したパイロットスタディでは、体重が減少しインスリン使用量が低下するがA1Cは変わらない。

Perry RJ, Peng L, Abulizi A, Kennedy L, Cline GW, Shulman GI. Mechanism for leptin's acute insulin-independent effect to reverse diabeticketoacidosis. J Clin Invest. 2017 Jan 23. pii: 88477. doi: 10.1172/JCI88477. [Epub ahead of print]

Vasandani C et al. Efficacy and Safety of Metreleptin Therapy in Patients With Type 1 Diabetes: A Pilot Study Diabetes Care. 2017 Feb 21. pii: dc161553. doi: 10.2337/dc16-1553. [Epub ahead of print]

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N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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