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ピルビン酸キナーゼ M2の活性化による腎保護作用

糖尿病歴50年以上で腎症を発症しない患者のブロテオミックス解析結果で、解糖系、ソルビトール、methylglyoxal (MG) の代謝酵素が増加している。
ソルビトール、MG、diacylglycerol は、toxic glucose metabolitesとして知られている。Methylglyoxal は、advanced glycation end products (AGEs) の前駆体である。

pyruvate kinase M2 (PKM2) は、ペプチドレベルでコントロールに比べ 2.7倍に増加、PKM2 ペプチドレベルと eGFRに相関を認めた。
PKM2の活性化は、グルコース代謝の促進、toxic metabolitesの産生阻害により、ミトコンドリア生合成(mitochondrial biogenesis) を増加させミトコンドリア機能を回復させる。

Qi W et al. Pyruvate kinase M2 activation may protect against the progression of diabetic glomerular pathology and mitochondrial dysfunction Nat Med. 2017 Jun;23(6):753-762.

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N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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