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グルカゴンは乳酸よりもグルタミンからの糖新生を増強する。

グルカゴンはグルタミンからの糖新生を増強する。
グルタミンは、グルタミン酸をへて、α-ケト酸に代謝され糖新生の材料となる。
グルカゴンは肝臓で乳酸経由よりもグルタミン分解経由の糖新生を増強する。

グルカゴンは、protein kinase Aの活性化およびそれに伴うendoplasmic reticulum からのカルシウム放出により、ミトコンドリアのα- ketoglutarate dehydrogenaseを活性化する。

グルタミン代謝の第1弾段階の酵素であるGlutaminase 2 (GLS2)のノックアウトマウスでは、空腹時のグルカゴンとグルタミンのレベルが高く、インスリン抵抗性の条件でも、空腹時血糖値が低い。

GWASの結果、GLS2のLeu581がproline に置換された polymorphismでは、空腹時血糖が高く血中グルタミン値が低い。このpolymorphismは、gain-of-function mutation である。

Miller RA et al. Targeting hepatic glutaminase activity to ameliorate hyperglycemia. Nat Med. 2018 Mar 26.

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N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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