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メトフォルミンはフルクトースビスフォスファターゼ 1 (FBP1)を阻害し糖新生を抑制する。

フルクトースビスフォスファターゼ 1 (FBP1)は、フルクトース-1, 6-ビスリン酸をフルクトース一リン酸とリン酸に可逆的に加水分解する。
            fructose-1,6-bisphosphatase-1 (FBP1)
fructose-1,6-bisphosphate (F-1,6-P2) ←→fructose- 6-phosphate (F6P) + inorganic phosphate (Pi)

FBP1は、AMPが結合するアロステリックサイトをもち、AMPはFBP1を阻害する。
FBP1は糖新生の律速段階となる酵素で、FBP1欠損患者では、糖新生が障害され低血糖と代謝性アシドーシスを呈する。

AMPが結合しないFBP1を発現するマウスでは、AMP 類似物質によるFBP1抑制が認められず、AMP kinase activator である 5-aminoimidazole-4-carboxamide-1-β-D-ribofuranoside (AICAR)やメトフォルミンによる血糖降下作用に耐性となる。

Hunter RW et al. Metformin reduces liver glucose production by inhibition of fructose-1-6-bisphosphatase. Nat Med. 2018 Aug 27.
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N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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